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位置 内容
第1象限 生産高が少ないにもかかわらず売上高に比較して生産過剰になっているため在庫が
増える現象と考えられる。
在庫高を適切な範囲内に押さえるためには、月初製品在庫高と当月売上高(予定)
から月末製品在庫を見越した生産量を設定しなくてはならない。
製品の売上高の推移をライフサイクルの上で将来に向かって把握した上での計画
生産高を設定する業務システムの導入し、計画生産高を減らして製品在庫高を圧
縮する必要がある。
第2象限 計画生産高を減らして製品在庫高を圧縮する必要がある。
ただし第1象限に比べて生産高が大きく、売れ筋商品分析などの営業環境に注目
するより生産性を重視したプロダクトアウト指向(生産したものを販売する)に陥って
いる可能性がある。その場合は、将来に向けて顧客を獲得していくために顧客
ニーズを重視し、如何に売れる製品を作るかというマーケットイン指向への変革が
重要である。
第3象限 生産高が増え製品在庫高が減るベストポジションである。
製品のライフサイクル上では成長期に当る製品に対して計画生産高を適切に設定
できている状態であるが、製品別利益貢献度分析を参考に衰退期へ入る時期の
見極めを行うことが重要である。
第4象限 戦略としては第3象限と同様、継続したマーケティングによるライフサイクルの把握
が必要である。
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